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通告一覧要旨

会議名
平成30年6月定例会(第3回)
質問日
平成30年6月14日
区分
一般質問
議員名
雪田きよみ
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要旨

1.「志教育」を今後どのように進めようと考えていますか。
昨年発表された吉川市教育大綱は「家族を 郷土を愛し 志を立て 凛として生きてゆく」です。この大綱に基づいて、昨年は3人の職員が『NPO法人志共育プロジェクト』の研修に参加し、今後の吉川市での志教育の進め方について検討するとのことでした。
4月に行われた各小中学校の入学式では、多くの学校で校長先生や教育委員会の式辞、市長メッセージで「志を立てる」ということが強調されたと感じています。また、その後発行されている学校だよりでも、「志を立てる」ということが強く押し出された内容になっていると感じています。
・昨年度、3名の職員が参加した『志共育プロジェクト』での研修内容と、その評価。今後吉川市で具体的にどのように志教育を進めていく計画かを教えてください。
・市は昨年8月に『志共育プロジェクト』の北見俊則氏と外薗明博氏をお招きして、
校長先生、教頭先生、PTA会長、職員を対象とした研修会を開催しました。その内容について教えてください。
・今年度はどのような研修を計画しているのか。またその予算はいくらかを教えてください。

2.性暴力のない社会の実現と、被害者支援の充実を目指して。
性暴力は「魂の殺人」とも言われています。しかし実際に被害者と関わってみると、非常に強い自殺願望・自殺未遂などとも繋がっており、生命そのものを脅かす可能性の高いものであると実感しています。性暴力犯罪被害は、声をあげることさえできない幼少期から始まるケースも少なくなく、被害者は人生の大半をその苦しみと共に生きることを余儀なくされるケースもまた、決して少なくはありません。
性暴力のない社会をつくる、大人としての責任を痛感しています。また万が一被害に遭ってしまった場合、適切・的確な支援を受けることができ、被害者の心身の負担軽減や早期回復、被害の潜在化の防止等を図ることができるよう体制を整備することも重要と考えています。
・性暴力犯罪を防止するためには、幼少期からの性・自己の尊厳・人権等についての重層的な教育が重要だと言われています。幼児教育及び学校教育では、どのような対応がされているでしょうか。
・埼玉県犯罪被害者援助センター、アイリスホットラインとの連携状況について、教えてください。
・被害者の回復過程においては、身体的・精神的・法的・経済的・社会的等あらゆる側面からの支援が欠かせません。埼玉県の援助センターの支援だけでは支えきれない課題も多く、市町村に「犯罪被害者等支援条例」の設置が求められています。市はどのように考えていますか。

3.「自分を大切にする」教育の充実を。
今年度、吉川市では「自殺対策計画」の策定が予定されています。
「平成29年度自殺対策白書」によると日本の自殺率は17.3%で、世界第6位。米国の1.5倍、英国や伊国の3倍です。15歳〜19歳、20〜30代の死因の第一位。40代の死因の第2位。50代前半でも死因の第3位を占めており、現代日本社会において、自殺は「国民的リスク」といわれています。
日本人の自殺が多い背景には、日本の子ども達の「自己肯定感」の低さが指摘されています。「自分を大切に思う」教育、また命の危険に直面したときに生きるためのスキルなど、学校教育の間に子供たちにしっかりと伝えておくことが大切だと考えられています。
また自殺対策は一般的に、3つの段階に分けて考えられています。
一次予防は、精神的健康の増進や自殺の予防教育。二次予防は、前自殺状態の早期発見・早期対処・危機介入。三次予防は自殺企図経験者の再企図の防止と連鎖自殺の防止です。
三次予防は特に病院や警察・消防との連携も重要であり、個人情報保護との関係を考えると対策の難しい課題だと感じます。
市はどのように考え、「自殺対策計画」に反映させる考えでしょうか。

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