通告一覧要旨
- 会議名
- 令和5年6月定例会(第3回)
- 質問日
- 令和5年6月14日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 大泉日出男 (公明党吉川市議団)
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要旨
誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)について
全国の小中高等学校で、不登校の児童生徒が急増し、過去最多の約30万人となる中、文部科学省は、本年3月31日に、誰一人取り残されない学びの保障を社会全体で実現していくとの「COCOLOプラン」を発表いたしました。文部科学省の調査によりますと、特に小中学生は約24.5万人に上り、このうち約8.9万人は学校内外での相談支援などを受けられておらず、不登校が長期化しているとされております。背景には、長引く新型コロナウイルスの影響が指摘されますが、根底には、子どもたち一人一人の人格の形成や社会的自立を目指すための、学校や学びの在り方が問われているものだと考えられます。本プランでは、学びにアクセスできない子どもたちをゼロにすることを目指し3つの視点が柱となっております。
1、不登校の児童生徒全ての学びの場を確保し、学びたいと思った時に学べる環境を整える。
2、心の小さなSOSを見逃さず、「チーム学校」で支援する。
3、学校風土の「見える化」を通して、学校を「みんなが安心して学べる」場所にする。
そこで本プランの内容をふまえて、4点お伺いいたします。
(1)当市でも、教育委員会が不登校の子どもの保護者に対して、様々な支援やフォローに取り組んでいるかと思います。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを派遣したりなど、どのような具体的な取組みをされているのかお伺いをいたします。
(2)本プランの中で、教室へいきづらくなった児童生徒が、学校内で落ち着いて学習できる環境「スペシャルサポートルーム」等を当市のすべての小中学校に設置する必要があるとしております。現在の状況と今後の設置へむけた取組みについてのご所見を伺います。
(3)学校の授業を@不登校の子どもの自宅、A校内スペシャルサポートルーム、B市町村に設置の教育支援センター等に配信し、オンライン指導できる指導体制を確立すべきだと思いますがその現状と今後の取組みについてご所見を伺います。
(4)今回の「COCOLOプラン」で示されたように、不登校の生徒の高校進学を支援するため、@自宅、Aスペシャルサポートルーム、B教育支援センター等での学びを、確実に学校での成績に反映させることが重要であると思います。当市での中学校における、現在の状況と今後の取組みについてご所見を伺います。