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通告一覧要旨

会議名
令和5年6月定例会(第3回)
質問日
令和5年6月14日
区分
一般質問
議員名
林美希 (未来会議よしかわ)
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要旨

1.福祉サービスの質の向上のために
 運営形態(市直営、民間委託、補助金の支払い等)を限定せず、必要性があると認められ税金拠出がされている市の福祉サービス事業を広く対象として質問する。
@ 課題に対する市の対応について
 議員活動の中で届く市民のみなさまの声や、事案となり報道されるケースから、福祉サービスにおいて下記3点を課題と感じている。
ア.年齢や特性(障がいや認知症等)により福祉サービス利用者本人の意思表示が難しく、不適切事案が発生していても発覚しづらい。
イ.福祉サービス利用者本人の保護者や監護者が「事業所にお世話になっている」という意識から、不適切事案の発生を感じていても声を上げづらい。
ウ.福祉サービス事業所でサービス提供に努める被雇用者が、事業の運営に疑義を抱いていても声を上げづらい。
 これらの課題に対し、福祉サービスの質の向上のため市としてどのような対応をしているか伺う。

A 第三者評価制度について
 社会福祉法の規定を背景に、社会福祉法人等の事業者が提供するサービスの質を当事者(事業者・利用者)以外の公正中立な第三者機関が、専門的かつ客観的な立場から評価するのが福祉サービス第三者評価制度で「利用者のサービス選択」および「事業の透明性の確保」のための情報提供と、福祉サービスの質の向上支援の効果が期待され実施されている。下記3点について伺う。
ア.市内福祉事業所の「福祉サービス第三者評価制度」実施状況は。
イ.過去、市福祉サービスで「第三者評価制度」を実施したケースは。
ウ.現在、福祉サービスに限らず市の事業で「第三者評価制度」を実施しているケースは。

B 保育環境、幼児教育の質の向上について
 福祉サービス第三者評価制度には期待する効果がありながら
・受審率の低さ…努力義務であること(東京都は実質義務化)、受審の費用負担が大きいこと等から
・結果公表の在り方…保育施設の共通評価項目の達成度がほぼ満点。質の向上については検証しづらい、施設間の差異を見出しがたい等の課題もあると言われている。
専門家による保育の質評価スケールとして
・ECARS(エカーズ、保育環境調査スケール3歳以上)やITERS(イターズ、保育環境調査スケール0-2歳)・SSTEW(保育プロセスの質評価スケール)・CLASS・日本版SICS 等がある。
 保育環境の質の向上のため、また一般質問項目「1−@課題に対する市の対応について」に挙げた課題への対応として、専門家による保育の質評価スケールの実施やそれに類似する調査の実施が必要と考えるが見解は。
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