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通告一覧要旨

会議名
令和5年3月定例会(第2回)
質問日
令和5年3月1日
区分
代表質問
議員名
小野潔 (公明党吉川市議団)
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要旨

 施政方針冒頭「3期目においても、全ての世代、全ての地域、全ての分野の皆さまと共に価値ある未来を創ってゆく」と決意されています。
 これまでの2期8年で積み上げられてきた事、3期目の4年間で目指していかれる「まち」の在り方、包括的な方向性についてお尋ねいたします。

命を守る
@ 「指定避難所となる小中学校の体育館並びに総合体育館へ空調設備の整備を進める」とあります。公明党のネットワークでは、お隣の越谷市では令和5年度から7年度までの3年間をかけて小中学校の体育館及び柔剣道場に緊急防災・減災対策債を活用して設置する、また春日部市でも令和5年度に7校、令和6年度12校、令和7年度15校、全34校の体育館へ設置を予定していると聞いています。当市ではどのような計画となるのかお尋ねいたします。
A 治水対策について「第一排水区内の浸水被害解消を図るため、流出解析や共保ポンプ場増強の検証結果に基づき河川管理者や電力会社等と協議を行い、結果を踏まえ下水道事業計画の変更を県と協議する。また老朽化した排水ポンプの更新を行い」としています。昨年12月議会一般質問でも取り上げさせていただきましたが、国交省が推進している「流域治水」の一手法として雨水管の枝管を太くして雨水を一時貯留する内水対策があります。県と協議する下水道事業計画の変更の中に「雨水枝管を太くする」という考えが含まれますか。また「老朽化した排水ポンプの更新」は南中学校周辺地域の治水対策に資することとなりますか。
B 水道事業について、令和2年3月に水道ビジョン(経営戦略)を策定し50年先を見据えた持続可能な水道事業を目指しています。そのような中、今年度の施政方針では、「施設更新計画に基づき経費削減のためダウンサイジング出来る管路を選定し更新設計・工事を目指している。
石綿管から災害に強い耐震管への布設替え、老朽化した南配水場の施設更新、市民の皆さまへ水道事業の現状や災害時の対応等を理解していただくようイベントの開催」としております。
これもひとえに経費をいかに削減して「持続可能な水道事業」を営んでいくかということと思います。令和5年2月に開催された水道運営委員会の「災害時における吉川市の応急給水について」の議論の中で「県水100%の南配水場は県水直送管が整備されている。災害時の応急給水対策として南配水場から県水直送管を使い吉川全域へ給水をすると考えられている。これを平時に使用できないか、動力、電気代等の経費削減につながるのでは」との話がありました。一つの将来展望と考えますがご見解をお伺いいたします。
C 政府では5月8日から新型コロナ感染症を「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行すると発表しました。市長の2期目はほとんど新型コロナ対策であったと言っても過言ではないと思います。「生命を守る」「生活を支える」「地域経済を後押しする」と3つの理念を掲げ対策に「立ち向かい、奔走した」という言葉が当てはまると思います。感染対策、ワクチン接種、地域経済対策と多岐にわたり対策を迅速にきめ細かく講じられたと公明党市議団は高く評価しています。
  5月8日で一つの区切り、転換点を迎えることとなると認識しています。まだまだ予断を許すことはできませんが、コロナ禍の3年余りを振り返り現段階での総括的なご所見をお伺いいたします。

子どもの笑顔を未来につなぐ
@ 施政方針では「子供を安心して生み育てられるよう、妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援、地域全体で子育て家庭を支える意識の醸成や体制づくりを推進する」から「配慮が必要な子どもや家庭支援」「ひとり親家庭支援」「児童虐待対策」「保育の充実」「大学受験料サポートと若者支援」と様々な政策を掲げています。
  公明党では昨年11月「子育て応援トータルプラン」を発表させていただきました。子どもの幸せを最優先する社会を目指して、結婚、妊娠、出産から子どもが社会へ巣立つまでライフステージや子どもの年齢などに応じた切れ目のない支援策の充実に取り組む、として「所得制限のない18歳までの児童手当の増額・拡充」「18歳までの子ども医療費の無償化」「0歳〜2歳児の保育の無償化」等を掲げています。政府・与党でも昨年の出生数80万人を割り込んだ少子高齢化社会からの脱却、子ども家庭庁の4月からの発足に合わせた政策として、総理の言う異次元の少子化対策に向けた議論が交わされています。
  国・県で作られた制度、支援策も実際の運営、運用は基礎自治体となります、施政方針で「子供を安心して生み育てられるよう」と掲げたられた市長のこれらに対する見識をお伺いいたします。また「地域全体で子育て家庭を支える意識の醸成」とも述べられています。このことが一番の肝となり時間もかかることと思っています。ご見解をお伺いいたします。
A 「吉川市スクールロイヤー」を新たに設置する」とありますが、どのように運用されて、また効果をどのように期待されているのかお伺いいたします。
B 「令和4年度から始めた『心あたたまるはがきコンクール』では、人を思いやり、言葉を大切にした心打たれる作品が多くみられました。令和5年度においても引き続き実施する」とあります。ICT教育が推進される中「はがき」に着目されたことにとても感心しています。このコンクールはどのようなかたちで実施され、子ども達の反響はいかがでしたでしょうか、お尋ねいたします。

誰もが輝くまちをみんなで創る
 「互いに尊重しあう障がい福祉の推進」の中で「障害がある方や関係団体と共にアート展等を開催し芸術活動を通じて、『多様性を認め合い、誰もが活躍できる社会』の構築を目指す」としています。
 この事業の将来の発展系として、農福連携の観点からも農業パーク構想の一部のコンセプトとして取り入れてはと思いますがいかがですか。

価値を高め次世代に継承する
@ 「魅力ある農業の振興」について「後継者不足や耕作放棄地解消を目的に農地の集積化・集約化を進めるため、農業者と共に県や農地中間管理機構と連携し、『新たな農業チャレンジ』を検討する」としています。水稲からの脱却を図り「儲かる農業」が一つのテーマでもあると思います。「新たな農業チャレンジ」の具体的なイメージをお示し下さい。
A 「吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業」について「新たな玄関口となる商業業務ゾーンでは、地域にとって魅力的な企業の誘致に取り組み」とされています。様々な企業との意見交換、懇談等を経て「魅力的な企業の誘致」との記載となったと承知しています。その中で駅前幹線道路北側の商業業務ゾーンへ200病床を超える救急医療を伴う病院の建設が検討されていると伺っています。また南側の商業業務ゾーンには、文化施設、図書館を併設した施設の誘致も検討されているとのことです。市民にとっては魅力ある誘致であり、期待感も高いことと思います、実現への可能性についてお伺いいたします。

行財政運営
 「市税等の徴収について『現年課税分の徴収に重点を置く』との方針のもと全国平均を上回る収納率を確保している」とされています。このような結果に至った要因についてお尋ねいたします。 
 また、自主財源をこのように安定的に確保することはもちろんの事として、公明党市議団では過去に市の封筒、市ホームページ、公用車側面への広告掲載等のご提案もさせていただきました。様々な自治体が「自治体の経営」との視点のもと、広告収入等を含めた自主財源の確保に努めています。当市でも更に積極的に取り入れるべきと考えますがご見解をお伺いいたします。

道路等の整備
 「生活道路について路面の補修等の適正な維持管理や通学路の安全対策に取り組む中、市街化調整区域においては自治会と連携するなど、地域要望に応えうる整備に向けた仕組みづくりに取り組む」としています。昨年6月議会において、第6次総合振興計画前期基本計画の「生活道路の整備の項目の『計画的に』ついて質問をいたしました」、その際のご答弁では「危険性や緊急性など優先度を考慮しながら、優先順位を定め、財源の確保に努め、実施計画や予算編成の過程を経て計画的に実施していく」とありました。そのご答弁と今回の「地域要望に応え得る整備に向けた仕組みづくり」について具体性と整合性についてお伺いいたします。 

市街化調整区域での課題に向けて
@ 「旭地区・三輪野江地区」地域コミュニティ維持のため、空き家の利活用をはじめ、3世代家族の同居・近居の促進や子育て世代の移住の促進等に関する取り組みを検討」とあります。大変に良い着目と捉えております。促進するには一般的には税の軽減、補助金、魅力度等が考えられると思いますがこれからのことと思います。このことに着目した経緯や思いについてお伺いいたします。
A 「公共交通課題」について、タクシーチケットの助成、「公共交通に関する意見交換会」にて地域の声、事業者の声、専門家の声と、これまで意見や議論を積み重ねてきたことと思います。今年度は法に基づく「地域公共交通協議会」の設置へと発展することとなりました。そのような中、地域では市街化区域でも調整区域でも、買い物困難者や移動困難者から多くの声を頂きます。国会でも重要視され公明党でも対策強化の項目としております。市が積み重ねてきた意見、議論を踏まえ「公共交通」に対する将来の在り方、考え方、理念等を含め市長のご所見をお伺いいたします。
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