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通告一覧要旨

会議名
令和4年6月定例会(第3回)
質問日
令和4年6月10日
区分
一般質問
議員名
五十嵐惠千子 (公明党吉川市議団)
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要旨

1.重い通学カバンの解消を
 先月、市内某小学校の保護者から、「小学校へ入学した娘が、学校から帰ってくるなり『ランドセルが重すぎる!』と泣きながら訴えたので、重さを量ってみたところ、ランドセル1.5s、水筒1s、クロームブック(ノートパソコン)1.2s、その他諸々を合わせると、その日にもよりますが一番重い時で8s、平均約6s以上のランドセルをほぼ毎日背負い、片道2.5kmの距離を歩いている事がわかりました。身体への負担が心配です」と、重い通学カバンの解消を求める声をいただきました。文部科学省の統計によると、小学校1年生の平均体重は約21s、米小児科学会では、カバンの重さは体重の10〜20%を決して超えないこととしており、体重が21sの場合2〜4sを超えない重さが望ましいとのことです。
 4年前、ランドセルメーカー「セイバン」が小学生らを対象に行った調査では、1週間のうち最も重い日の荷物重量は平均約4.7sで、ランドセルの重さを含むと平均約6s。小学生の約3割がランドセルを背負った時に痛みを感じているという結果であったそうです。現在、教科書の大型化やページ数の増加、それに加えGIGAスクール構想を推進するためのクロームブックなどで、登下校時の荷物は重量化の傾向にあります。そこで、以下お伺いします。
 2018年、公明党が「100万人訪問・調査」運動の中で、子どものカバンの重さを訴える保護者の声をキャッチし、国と地方のネットワークの力で重い通学カバンの負担軽減を推進し、文部科学省は都道府県の教育委員会や私立学校事務主管課などに対し、児童生徒が登下校時に持ち運ぶ教科書、教材、学用品の重さや量に配慮するよう促す事務連絡が通達されました。事務連絡では、家庭学習で使わない教材を学校に置いて帰る「置き勉」や、学期末における学習用具の計画的な持ち帰りなど、教育現場で実際に行われている工夫例を紹介し各学校に対して、これらを参考に対策を検討するよう求めました。当市は子ども達の登下校時のカバンの重さをどう認識され、この間、課題解決に向け「置き勉」をどのように検討・実施されてきたのか、各学校の現状と課題についてお伺いします。また、クロームブックについて、学校によっては毎日持ち帰り、自宅で充電して翌日の授業に備えているとお聞きしています。当市内小中学校のクロームブック充電について現状と課題をお聞かせください。

2.高齢者等の見守り体制の拡充を
 当市においては、団塊の世代が75歳以上となる令和7年を見据え、昨年から「第8期吉川市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」が推進されています。介護保険制度の充実は勿論ですが、市内の高齢者等及びそのご家族から様々なご相談をいただく中で、特に、医療を必要とする在宅高齢者等の様態が急変した時の不安や認知症を抱える在宅高齢者等への対応が不安との声をいただいています。高齢者等の自立を支援し、尊厳を守りながら、在宅医療・介護連携施策や認知症施策等を地域住民と行政の協働で拡充していくことが特に重要と感じます。「高齢者の幸福実感の実現」に向け、以下お伺いします。
@第8期吉川市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の基礎資料とするために当市で実施されたニーズ・実態調査を踏まえ、見えてきた主な課題についてお伺いします。
A当市においても高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、吉川市要援護者見守りネットワーク事業が実施されています。現状と課題についてお伺いします。
B認知症の高齢者数はさらに増加する事が見込まれることから、当市では認知症サポーター等の養成が推進されていますが、その取り組みと活動状況についてお伺いします。
C徘徊が見られる要支援者、要介護者等に対しては、対象者の早期発見・事故防止を図るための「位置情報提供サービス事業」がありますが、利用状況と課題についてお伺いします。
D国において、2025年には65歳以上の5人に1人がなるとされる認知症。その在宅生活の安定に向けて、厚生労働省は今年度から、認知症の人と家族を一体的に支援する自治体への補助に乗り出しています。先日、その先進的な取り組みを実施されている所沢市にて、3つの事業を視察。その中の「1人暮らし高齢者等緊急通報システム」は、1,000人が登録されており、ご利用者が生活反応センサーで5時間反応無しの場合、市が委託する民間事業者のオペレーションセンターにつながり、市内の地域包括支援センターや協力機関と連携し、安否確認や場合によっては救急車の手配等を行います。また、高齢者等が迷い人・迷子になられた時や、災害時などにご家族と離れてしまった際に、現在の状況や避難場所などをご家族へ即時にお伝えする「トコろんおかえりQR」が実施され好評とのことでした。この事業は、協力してくださる市民やサービスを必要とする市民にオンライン登録サイトでID番号・ご家族のメールアドレスを事前登録していただき、所沢市地域全体で該当する人を見守り支え合う事業です。家族の介護負担軽減や市民の意欲向上、良好な家族関係の維持に繋がると、当事業の広がりを感じました。当市にとっても大変有効な事業であり実施すべきと考えますが、ご見解をお聞かせください。

3.吉川駅北口駅前ロータリーの新構造計画について
 令和4年度施政方針の主要施策(快適で持続可能なまちづくり)に「『JR武蔵野線吉川駅北口駅前ロータリー』については、現状の課題である交通広場内の渋滞緩和や通行の安全性を確保する構造について、埼玉県警との交通協議や公共交通事業者との協議を重ねてまいりました。また、歩行者にとって安全で利便性の高い歩道空間とするため、障がいを持つ方や、子育て世代の方など、それぞれの視点からのご意見をいただき、基本的な計画を作成してまいりました。令和4年度においては、事業の実現に向けた実施計画書を作成してまいります」とありますが、5月23日、全議員に対して吉川駅北口駅前広場の現状と課題についてご説明をいただき、「調整中のため、今後変更する場合があります」との前置きの下、現時点での案をお示しいただき、多くの質疑・応答がありました。以下、お伺いします。
@改めてこの計画案となった経緯についてお聞かせください。また、今後、市民へのご説明やご意見をいただく機会をどのようにお考えかお伺いします。
A来春には吉川美南駅東口開発において幹線道路が完成する見通しなどもあり、吉川駅への車の流れも変わってくると予測されることから、再度関係者と協議する予定とのご説明がありました。流れはいつ頃、どのように変わっていくとお考えかお聞かせください。
B通行の安全性を確保するためにフラッグ式で20分以内無料駐車場を設置し、一般車両のロータリー進入をしないように要請するとのことですが、すぐそばにスクランブル交差点もあり、その近辺は車の流れが変わることから渋滞や事故多発が予測されます。当会派の小野議員が、ロータリー内での車の接触事故発生件数をお聞きしたところ、ゼロとのご答弁でした。市民から一定のご理解をいただくためには、一般車両も含め、ロータリー内で完結する事が肝要であると考えます。市民からご意見をいただきながら、新たな時代の吉川駅となるよう、計画の見直しは慎重にすべきと考えますが、ご見解をお伺いします。
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