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通告一覧要旨

会議名
令和4年3月定例会(第2回)
質問日
令和4年3月16日
区分
一般質問
議員名
五十嵐惠千子 (公明党吉川市議団)
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要旨

1.「断らない相談窓口」と重層的支援体制整備について
 市民の暮らしが多様化する中、長引くコロナ禍の影響もあり、個人が抱える課題はさらに複雑化・複合化し、何処へ相談してよいのかわからないといった深刻な声がありました。令和2年度3月議会一般質問でも「断らない相談窓口」設置と支援体制の拡充を要望させていただきましたところ、コロナ感染症対応のため、書面でのやり取りではありましたが「SDGsの視点も踏まえ断らない相談窓口設置と支援導入については、当市における現状の分析、市民ニーズ、人材の確保、地域資源の状況等を踏まえながら、当市の支援スタイルに一番見合った形を目指して、具体的な検討に向けた作業に着手する」等々、積極的に推進していく旨のご答弁をいただきました。
 令和4年度施政方針「第6次総合振興計画・前期基本計画」の主要施策(支え合う健やかなまちづくり)− 健康福祉部門には「地域福祉の推進については、令和3年度に策定した第4次吉川市地域福祉計画の下、複雑化・複合化する生活課題への包括的支援を目指した『重層的支援体制整備事業』への移行準備を進める中で庁内や関係機関との連携をさらに強化し、地域共生社会を実現していく」と明記されています。今後、当該事業が大きく前進することに期待し、以下お伺いします。
@引きこもりや介護、貧困等を抱えて行き詰まるなど、生活上の複合的な問題を抱えながら、市役所のどの窓口に相談したらよいのか分からないといったことがないよう、どなたが見ても迷わずに行ける仮称「断らない相談窓口」の設置について、検討の進捗状況や課題等をお聞かせください。
A国の重層的支援体制整備事業では、市町村全体の支援機関・地域の関係者が断らずに受け止め、つながり続ける支援体制を構築することをコンセプトに、「属性を問わない相談支援」「参加支援」「地域づくりに向けた支援」の3つの支援を一体的に実施することを必須にしていると認識しています。これまで、庁内検討会議や内部調整などで上がった課題を踏まえ、当市に合った支援体制とはどういった体制とお考えか、また、3つの支援を一体的に実施するための課題についてお伺いします。
B地域共生社会を実現するためには、社会福祉協議会の存在が重要であり、社会福祉協議会のさらなる強化と発展が不可欠と考えます。中でも現行の社会福祉協議会が定める強化発展計画に明記されている「福祉委員制度」の創設は極めて重要と考えます。しかし、社会福祉協議会の財政的な課題等から具体的な取り組みがされていないようです。重層的支援体制整備事業における社会福祉協議の役割及び「福祉委員制度」創設について、市はどうお考えかお伺いします。
C自暴自棄になり、社会とのつながりを絶ちたいと思っている孤独・孤立の方の行きつく先は孤独死や自殺であると考えます。大切な命を守るための第2次吉川市自殺対策計画策定のポイントについてお伺いします。

2.江戸川堤防強化事業に係る地域課題について
 当市では、平成16年度より江戸川堤防強化事業が実施されており、現在、市内の一部区間では、築堤工事が完了していると伺っています。また、洪水などによる被害を最小限にするため、防災ステーションの整備も進められおり、災害に強いまちづくりの整備が推進されていると認識しています。しかし、一部の地域から、築堤工事に係る様々な地域課題の解決を願う声をいただきましたので、公明党の国会議員を通して「国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所」の担当課の皆さんにお出でいただき、地域代表の皆様とともに、昨年の11月24日に現地を視察し課題を共有しました。その際、河川事務所担当課は「吉川市でやるべき所もあるが、こちらでやるべき所もある。持ち帰り精査し、こちらでやるべきことを検討します」とのことでした。以下お伺いします。
@平方新田580-91地先の排水路と道路についてですが、のり面に降った雨の絞り水が堤防下の側溝で受けきれず、道路を越えて集落側の側溝に流れ込み、その水が既存の用排水路の流れが悪いことから、民家の庭や道路の冠水、近くの田畑の農作物にも悪影響が出ています。
また、当該地域では、用地買収に応じない民家があり、いまだに道路や側溝が未整備となっており、交通事故や防犯上でも不安を感じています。堤防下の側溝にたまった土砂の処理、関係する既存の用排水路の整備、用地買収に係る課題解決などについて、河川事務所および当市ではどのような検討がされているのかお伺いします。
A加藤760地先及びその周辺の排水路と道路についてですが、当該地域でも、のり面からの絞り水が側溝や排水路で受けきれず、集落内の道路や田畑に流れ込み農作物にも悪影響が出ています。また、この地域では、10数年前から、既存の素掘りの用排水路が崩れている所があるため、柵渠の整備や横断する箇所の土管内の土砂を取り除き、水が滞留しないようにしていただきたい等の切実な声があります。さらに、当該箇所の道路は素掘りの用排水路に傾き劣化し、危険な状況の箇所もあります。多くの課題を確認し、ここは市が早急にやるべき所と感じましたが、当該地域の課題についても河川事務所および当市ではどのような検討がされたのかお伺いします。
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