通告一覧要旨

１、買物弱者への積極的な支援と公共交通の整備を
　買い物支援を求める質問は昨年の６月、９月に続き今回３回目となります。この問題は、地域住民の皆さんから、引き続き、要望が強く寄せられています。
経済産業省が示しているのは買い物弱者支援として第１に家まで商品を届ける（宅配・買物代行・配食）。第２に移動販売など近くにお店を造る。第３に外出ができるよう移動手段をつくるなどです。その前提として「事業者、行政、住民が話し合うことが重要である」としています。この提案に沿って質問致します。
昨年の９月議会の答弁では、
�@自治会との話し合いは、「令和元年に、複数の自治会にご参加いただき地域課題を地域で解決するための勉強会を実施し、地域住民の困りごと事項の洗い出しや解決策について検討を行い、今年度は（令和２年）、これらの参加者の方に地域ケア会議に参加していただけるよう準備を進めていましたが対象となる自治会が新型コロナウイルス感染症予防の観点から休止していることから開催を見合わせている状況」とのことですが、その後の進捗について伺います。
�A移動販売については、市内のスーパーマーケットにおいて移動販売を行う個人事業主を募集しているとのことですが、その後の見通しについて伺います。
�BＪＡの移動販売については、「地域からそのような要望があればＪＡにはお願いをしてまいりたい」とのことでした。その後、地域から要望は出ていますか。買い物に不自由していても、この制度を知らない地域もあるのではないでしょうか。市の方から積極的にニーズ調査をするなどしていく必要があるのではないでしょうか。
�C外出ができるよう移動手段をつくるについては、「軽自動車を購入し、環境を整える」とありましたが、これまでの実績や活用された地域について伺います。
�D９月議会では、「外出支援は、住民主体による互助を基本とし支え合い、助け合いの地域づくりを推進する中で、住民の方でカバーしていただければと、側面的に市の方では支援をしたいと考えております」と答弁されました。
　市が令和元年に行った市民意識調査では、「住み心地が悪い」と感じる理由のトップは、バス便の悪さで（48.7％）でした。令和2年に行った移動実態調査では、困る場合の外出先の一番は「通院」（52.8％）、次いで多いのが買い物(42.3％)です。また、バス路線があってもバス停から遠い、目的地に行くバスがないなど。少なくない市民は本当に困っています。
　試行実施しているタクシーチケット補助事業について検討してきましたが、こうした調査結果からみて、なぜ現行の施策にとどまったのか、検討経過について伺います。
�E市が地域住民の皆さんに対して責任をもってコミュニティバス、デマンドタクシーなど気軽に外出できる環境を整えるべきだと考えます。改めて市の見解を問います。

２、補聴器購入の公的支援で高齢者のいきいきした生活の保障を
　高齢化に伴い、耳が聞こえにくくなって日常的に困る高齢者が多くおります。外出をためらうなど社会参加が少なくなり、食事も低下し、体力がなくなって、要介護状態に陥ると考えられています。
　２０２０年３月議会で補聴器の公的支援を求めましたが市の回答書では、「国が補聴器による認知機能低下の予防効果を検証するため研究を行っており、その動向を見守ってまいります」との答弁でした。
�@２０１８年度から国の３か年計画で聴覚障害の補正による認知症機能低下の予防効果を検証する研究内容の結果について伺います。
�A補聴器の助成はその後も広がっています。２０２０年７月足立区でスタートした助成制度では、言語聴覚士による相談体制もつくり、区として補聴器購入後の支援も行っています。市の補聴器購入の公的支援を求めます。市の見解を。

３、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の改正にあたり市の影響は
　新型コロナウイルス対応の改定特別措置法、改定感染症法が２月１３日施行されました。緊急事態宣言のもとで事業者や国民に罰則を導入するなど国民の間で十分な納得がいかないままわずか１日の審議でした。「まん延防止等重点措置」も新設され、緊急事態宣言が出ていない段階でも罰則を科すことが可能になりました。
�@国からの通達はあるのでしょうか。市に何を求めて、市はどのように受け止めていますか。
�A市に市民から通報があった場合どのように対応をしますか。

４、公園整備について
　市長の令和３年の施政方針では、「大沢雄一元埼玉県知事の居宅跡地の一部を借り受け、その功績を称えると同時に、市民の皆さまが樹木や自然を身近に感じ、憩いの場となる整備を進める」とありますが、具体的な内容について伺います。
　当地域では、公園の請願書、要望書が提出されており大変歓迎される施策です。ぜひとも地域の声などを反映させた内容にしていただきたいと思いますが、その点について伺います。