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通告一覧要旨

会議名
令和2年9月定例会(第7回)
質問日
令和2年9月23日
区分
一般質問
議員名
稲垣茂行 (市民の会・無所属)
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要旨

吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業に係わる「訴えの提起」について
 今年3月定例会。2020年度施政方針の中で中原市長は、吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業は「地権者の皆様のご理解、ご協力を得ながら着実に進んでいる」と述べられました。定例会最終日の3月16日、追加議案として「訴えの提起」が上程。内容は、土地明け渡し請求事件に関する訴えで、土地区画整理事業地内に残置された重機やコンテナハウス等の撤去を求めるためのもの。同時に、吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業特別会計補正予算1,360万円を提案。既定予算に弁護料や訴訟費用を追加したものです。
 市民の会・無所属では、事業地内に重機等を残置している相手と市の折衝経過、区画整理事業推進と地権者への具体的影響、裁判の見通し等を質疑。裁判の必要性、有効性を理解、納得できる判断に至らず、改めて6月定例会(又は臨時会)で審議することを求め、反対の立場を取りました。「訴えの提起」及び特別会計補正予算については、自民党、共産党も反対したことから賛成少数で否決されました。
 4月15日開催の4月臨時会では、3月定例会追加議案と同じ内容で「訴えの提起」及び特別会計補正予算が出されましたが、開催日当日、議案の撤回と内容の変更及び補正予算の変更が行われました。
 「訴えの提起」のうち30号議案を撤回。31号議案は「コンテナハウス」を「砕石」に修正。32号議案・補正予算については、1,360万円を550万円に変更。市長の説明では、30号議案は「重機等全てのものを撤去したため撤回」。31号議案は、「資材の一部が残置されているものの、コンテナハウス等は撤去されたため内容を変更した。また、32号議案補正予算についても30号議案の撤回に伴い変更させていただきたい。」と。
 また、裁判を起こす理由については、@相手方が、重機とコンテナハウスは自分のものだが資材はそうでないとの回答で、資材が取り残される可能性がある。A相手方が、1ヶ月以内に訴えを起こすよう求める起訴命令の申し立てを裁判所に行った。そしてその決定がされたので、近々命令書が市に送達されるとの報告があった。起訴命令により1か月を過ぎると占有移転禁止の仮処分が無効となることから、「訴えの提起」及び特別会計補正予算を再度提案する。というもの。
 質疑、討論の後、採決では賛成多数で可決となりました。今回は、未来会議・公明党・共産党が賛成。市民の会・無所属は賛否が分かれ、賛成3、反対1でした。
 あれから5ヶ月が経過しました。いまだコロナ禍が続く中、裁判の状況や土地区画整理地内の現状、また相手方との関係はどうなっているのでしょうか。
「訴えの提起」について振り返ると、議会として十分な理解と検証がされていないと感じます。裁判の意図・目的・根拠・見通し、市と相手側との折衝経過とその背景等、不透明な部分もありまた、手続き上の問題に疑問を覚えます。
そこで、改めて以下について質問いたします。
1訴えを起こした日及び裁判の現状と今後の見通し。
2占有移転禁止の仮処分の目的と提訴との関係。
仮処分を裁判所へ申し立てた日及び費用。議会との関係で手続き上の問題はないのか。
3土地区画整理事業地内の該当地は何時から市の管理となったのか。不法占拠の時期はいつか。
4重機やコンテナハウス残置に至った原因、理由及び経過。
5相手方との折衝経過について。3月定例会では、重機及びコンテナハウスの撤去に係わる事項として12回、4月臨時会では、80回以上の折衝をしてきた。との答弁があったが具体的折衝方法とその内容は。
6訴えの内容は、相手側が「砕石」を残置し占有していることから土地の明け渡しを求める請求ですが、「砕石」が相手側のものだと特定した根拠は。
7市は3月17日に市議から、「相手方が、重機及びコンテナハウスを撤去したいので市の立ち合いを求めたい」旨の報告を受けた後、なぜ直ちに相手方との折衝を行わなかったのか。
8市長が相手方と4月3日に話し合いを行った際、「砕石」も撤去することを確認したのか。
9裁判が与える影響及び「和解」についてどう考えているのか。
10市長名で地権者へ送付した「吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業に関するご意見について」の配布目的。吉川美南駅周辺地域整備課への問い合わせ件数と内容。
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