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通告一覧要旨

会議名
平成31年3月定例会(第1回)
質問日
平成31年2月27日
区分
代表質問
議員名
雪田きよみ (日本共産党吉川市議員団)
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要旨

我が国の経済状況及び市民生活の現状について
 平成31年度施政方針は、『平成31年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度』を引用し「我が国の雇用・所得環境の改善」「内需を中心とした景気回復の見込み」などを前提として構成されています。本当に雇用・所得環境は改善されているのでしょうか。判断する根拠を示してください。また、市民生活の現状をどのように見るのかの記述がありません。市民生活への現状分析を示してください。

「価値ある未来を創る」ための「取捨選択」とは
 「価値ある未来を創る」ための「取捨選択」とは、具体的にどのようなものを選択しどのようなものを捨てるのか、その判断基準をどのように考えているのでしょうか。

市民の安全・安心を高める
 いつどこで起きてもおかしくないと言われる大規模災害に向けて、自助意識の向上はとても重要なことだと考えています。自助意識の向上のためにはイベントや組織体制の強化では補うことのできない、市が独自に担うべき課題があるのではないかと考えています。考えをお聞かせください。

子どもの笑顔で満たされたまちをつくる
 @ 安心して子どもを産み育てられる環境とは
   「子どもの笑顔で満たされたまちをつくる」の実現のために、安心して子供を産み育てられる環境をつくるとしていますが、今安心して子どもを産み育てることができない原因をどのように考えているのでしょうか。また、具体的にどのようにその環境をつくるのか、考えをお聞かせください。具体的な数値目標も考えているのであれば、示してください。
 A 子どもの貧困対策について
   子どもの貧困対策として、子ども未来応援集会を開催するとのこと。具体的にどのような集会を考えているのでしょうか。子どもの貧困の問題は多面的課題があり、また将来にも及ぶ様々な課題があることを考えると、支援の輪を広げることは大切な課題だと感じます。同時に、今現在貧困世帯に暮らす子どもたちへの具体的な支援や、貧困世帯を増やさない・作らないための施策の充実も大切と考えます。来年度の取り組みを教えてください。
 B 「志」教育と「非認知能力を意識した教育活動」について
   7人に一人が貧困世帯に暮らし、虐待通報件数が昨年は180件を超え、いじめ件数・不登校件数も年々増える現状の中、今吉川市の子どもたちにとって一番の課題は「志」を育むことでしょうか。今、子どもたちが本当に「志」を持てるような状況にいるのでしょうか。また「非認知能力」を意識した教育活動の展開とは、具体的にどんなことを考えているのでしょうか。考えをお聞かせください。

まちの価値を高める
 @ 「演劇プロジェクト」について
   「演劇プロジェクト」については、昨年の議会でも多くの議論がありました。一つの事業を旗手事業と持ち上げることに、本当に市民の賛同が得られるのかが議論の焦点だったと理解しています。市内の様々な文化芸術団体とのコミュニケーションを重ね、あらゆる団体を支援し、市の文化芸術を総合的に向上させることが大切ではないかと考えています。市の考えをお聞かせください。
 A なまず事業について
   「なまずのぼり」制作・展示とは、具体的にどのようなことを考えているのでしょうか。市内ではなまずを提供するお店が少しずつ増えていると感じますが、市内の養殖事業との連携は取れているのでしょうか。養殖事業者支援について、具体的な施策を教えてください。

まちの住みよさを高める
 @ 公園再生プロジェクトについて
   「非認知能力」は、本来子どもが自由に遊びこむ中で育まれるものです。逆に「非認知能力」を育むために設置されるASE遊具に、非常に疑念を抱いています。関公園についての住民説明会では、「公園本来のあり方をもっと考える必要がある」との意見が出されたと聞いています。市の認識はいかがでしょうか。また、他の公園再生プロジェクト5か年計画の進捗状況をお示しください。
 A 公共交通網の整備について
   今年度、市全域を対象とした移動実態調査を行うとしています。その「事業の検証」は誰がどのような基準に基づいて検証するのでしょうか。客観的に検証し、今後の事業展開に活かすためには「地域公共交通会議」の存在は欠かせないと考えます。市の考えはいかがでしょうか。

元気・健やか・幸せのまちづくり―健康福祉部門
 @ 健康寿命延伸に向けた健康づくりについて
   WHOヨーロッパ事務局は、2003年に健康の社会的決定要因(10項目)を発表し、その第一位に社会格差を挙げています。どの社会でも最下層部に近いほど平均余命は短く、疾病も多いので、健康政策で最も重視すべきは社会格差の是正であるとしています。
   施政方針では健康寿命の延伸に向けた健康づくりについて、様々な努力が挙げられていますが、格差是正の視点についてはどのように考えられているのでしょうか。
 A 国民健康保険制度について
   国民健康保険制度はその制度上の特徴から加入者の税負担が非常に重く、滞納世帯の割合は1割を超える現状です。今後高齢者数や非正規雇用者数の更なる増大が見込まれる中、加入者の国保税負担も更に深刻になっていくことが懸念されます。このような状況の中で、「健全で安定的な財政運営」とは具体的にどのような意味でしょうか。また加入者の現状については、どのように認識しているのでしょうか。

うるおい・安心・快適なまちづくり―生活環境部門
 @ なまずによるSDGsとは
   「なまずによるSDGsの推進」「吉川市独自のSDGs」について、内容を具体的にお示しください。
 A 水道事業の公設公営維持について
   『「上下水道」については安定的な運営を維持し、持続可能な事業運営を目指す』とありますが、民営化はしないという意味でしょうか。はっきりと「公設公営の継続」「民営化はしない」と謳うべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。

まちづくりの推進のために―行政運営
 @ 市民の意見を反映させた施策について
   「政策決定の一歩目を市民の皆さんと共有」していくとのこと。様々な意見に耳を傾け、一歩目を共有するだけでなく、市民の意見を反映させた施策・市政運営を心から望みます。見解をお聞かせください。
 A 職員育成について
   総務省の「自治体戦略2040構想研究会」では、市町村が担う行政サービスを「圏域」化し、人工知能等で公務員数を半減するとしています。地方自治とその本旨である「住民福祉の向上」が蔑ろにされる懸念があります。格差と貧困の拡大、高齢化、頻発する自然災害に対応するためにも、一人一人の暮らしと人権を保障する市の施策がますます必要になっています。住民の福祉を最優先する職員育成を心から期待します。ご見解をお聞かせください。

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